今回は予定通り、VMware Player 15.5.5に Windows 10 May 2020 Update が入ったので、ホストOSのDevice/Credential Guardを有効 に設定してみたいと思います。そのうえで、アップデートしたゲストOSの動作を確認したいと思います。15.5.5 からVBSサポートされているので、動くはずです。VBSといっても、VBScriptではなく、Virtualization-Based Security の方です。
Windows 10 の VBS を有効にして VMware Player 15.5.5 を動かそう
ホストOSのDevice/Credential Guardを有効にしよう。
- 検索ボックスに [ gpedit ] と入力して、[ ローカルグループポリシーエディタ ] を開きます。
- [ ローカルコンピュータポリシー ] > [ コンピュータの構成 ] > [ 管理テンプレート] > [ システム ] > [ Device Guard ] > [ 仮想化ベースのセキュリティを有効にする ] をダブルクリックします。
- 無効(D) → 未構成(C) に変更して、[ 適用(A) ] を選択します。現在の Windows 10 は未構成で有効になります。
- [ 未構成 ] になっていることを確認して、[ × ] アイコンでウィンドウを閉じます。
- [ コントロールパネル ] > [ プログラム ] を選択します。
- [ Windows の機能の有効化または無効化 ] を選択します。
- [ Hyper-V ] のチェックボックスにチェックを入れ、[ OK ] を選択します。
- Hyper-V のインストールがはじまります。
- ここでは再起動せず、[ 再起動しない ] を選択します。
- [ コマンドプロンプト ] を管理者権限で開きます。
- [ はい ] を選択します。
- > bcdedit /set hypervisorlaunchtype auto と入力して実行します。
- [ この操作を正しく終了しました。]と表示されたことを確認してコマンドプロンプトを閉じます。
Windowsを再起動します。
これで、ホストOS の Device/Credential Guard は有効になりました。
Windows10 ゲストOSを起動してみる
- [ VMware Player 15.5.5 ] を起動します。
- [ Windows 10 x64 ] を起動します。先日アップデートしたWindows 10 May 2020 Updateです。
- Device/Credential Guard が有効状態で実行するには、ホストOSが要件も満たしていないとのエラーが表示されます。
- リンク先のKB76918 を確認します。
これによると、
- CPUは、Intel Sandy Bridge か AMD Bulldozer 以降
- ホストOSは、Windows 10 20H1 Build 19041.264以降
が必要条件のようです。
わたしのPC環境は、CPUは、以下のように、Ivy Bridge(第3世代) です。Sandy Bridge (第2世代)なので、条件は満たしています。ホストOSは、まだ、Version 1909 なので、最新の Version 2004 にアップデートすればいいはずです。
ホストOSをアップデートしよう。
配信されていれば、[ スタートメニュー ] > [ 設定 ] > [ 更新とセキュリティ ] > [ Windows Update ] > [ 更新プログラムのチェック ] で アップデートできます。
KB4556799 が来ていましたが、これは、Version 1909 の累積更新プログラムでした。
アプデ前のOSバージョンを確認します。
- [ スタートメニュー ] > [ 設定 ] > [ システム ] を選択します。
- [ バージョン情報 ] > [ Windowsの仕様 ] でバージョンを確認します。
アップデートします。
May 2020 Update は未配信のようなので、手動インストールをします。
- [ 更新アシスタントのサイト ] > [ 今すぐアップデート ] を選択します。
- [ Windows10Upgrade9252.exe ] がダウンロードされます。
- このファイルを開きます。
- [ はい ] を選択します。
- きちんとバージョンを認識してくれていることを確認して、[ 今すぐ更新 ] を選択します。
- 以下の画面が表示され、自動的にダウンロードがはじまります。
- 更新プログラムの準備がはじまります。
- 約 1 時間後に、以下の画面になりました。[ 今すぐ再起動 ] を選択します。待っていても30分後に自動再起動されるようです。
- [ サインアウトしようとしています ] と表示されるので、[ 閉じる(C) ] を選択します。これは、選択しなくても数秒待つと自動的に閉じられます。
- 再起動がはじまります。約15分後以下の画面が表示されアップデートが完了します。
[ 終了 ] を選択します。
アプデ後のOSバージョンを確認します。
- [ スタートメニュー ] > [ 設定 ] > [ システム ] を選択します。
- [ バージョン情報 ] > [ Windowsの仕様 ] でバージョンを確認します。
Windows10 ゲストOSを起動してみる(続き)
これで、Windows10 ゲスト OSがVBS有効状態で起動できるはずです。
- [ VMware Player 15.5.5 ] を起動します。
- [ Windows 10 x64 ] を起動します。
- 無事に起動しました。
- I got it!
これで、Windows10 のゲストOSインストール時にVBSを無効化する必要がなくなりました。
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