Windows 10 の VBS を有効にして VMware Player 15.5.5 を動かそう

2020年5月31日日曜日

VMware Windows

t f B! P L

今回は予定通り、VMware Player 15.5.5に Windows 10 May 2020 Update が入ったので、ホストOSのDevice/Credential Guardを有効に設定してみたいと思います。そのうえで、アップデートしたゲストOSの動作を確認したいと思います。15.5.5 からVBSサポートされているので、動くはずです。VBSといっても、VBScriptではなく、Virtualization-Based Security の方です。


Windows 10 の VBS を有効にして VMware Player 15.5.5 を動かそう

ホストOSのDevice/Credential Guardを有効にしよう。

  1. 検索ボックスに [ gpedit ] と入力して、[ ローカルグループポリシーエディタ ] を開きます。

  2. [ ローカルコンピュータポリシー ] > [ コンピュータの構成 ] > [ 管理テンプレート] > [ システム ] > [ Device Guard ] > [ 仮想化ベースのセキュリティを有効にする ] をダブルクリックします。

  3. 無効(D) → 未構成(C) に変更して、[ 適用(A) ] を選択します。現在の Windows 10 は未構成で有効になります。

  4. [ 未構成 ] になっていることを確認して、[ × ] アイコンでウィンドウを閉じます。

  5. [ コントロールパネル ] > [ プログラム ] を選択します。

  6. [ Windows の機能の有効化または無効化 ] を選択します。

  7. [ Hyper-V ] のチェックボックスにチェックを入れ、[ OK ] を選択します。

  8. Hyper-V のインストールがはじまります。

  9. ここでは再起動せず、[ 再起動しない ] を選択します。

  10. [ コマンドプロンプト ] を管理者権限で開きます。

  11. [ はい ] を選択します。

  12. > bcdedit /set hypervisorlaunchtype auto と入力して実行します。

  13. [ この操作を正しく終了しました。]と表示されたことを確認してコマンドプロンプトを閉じます。

Windowsを再起動します。
これで、ホストOS の Device/Credential Guard は有効になりました。

Windows10 ゲストOSを起動してみる

  1. [ VMware Player 15.5.5 ] を起動します。

  2. [ Windows 10 x64 ] を起動します。先日アップデートしたWindows 10 May 2020 Updateです。

  3. Device/Credential Guard が有効状態で実行するには、ホストOSが要件も満たしていないとのエラーが表示されます。

  4. リンク先のKB76918 を確認します。

これによると、
  • CPUは、Intel Sandy Bridge か AMD Bulldozer 以降
  • ホストOSは、Windows 10 20H1 Build 19041.264以降
が必要条件のようです。
わたしのPC環境は、CPUは、以下のように、Ivy Bridge(第3世代) です。Sandy Bridge (第2世代)なので、条件は満たしています。
ホストOSは、まだ、Version 1909 なので、最新の Version 2004 にアップデートすればいいはずです。


ホストOSをアップデートしよう。


配信されていれば、[ スタートメニュー ] > [ 設定 ] > [ 更新とセキュリティ ] > [ Windows Update ] > [ 更新プログラムのチェック ] で アップデートできます。
KB4556799 が来ていましたが、これは、Version 1909 の累積更新プログラムでした。

アプデ前のOSバージョンを確認します。


  1. [ スタートメニュー ] > [ 設定 ] > [ システム ] を選択します。

  2. [ バージョン情報 ] > [ Windowsの仕様 ] でバージョンを確認します。

  3. Windows 10 Pro Version 1909 Build 18363.836 です。

アップデートします。


May 2020 Update は未配信のようなので、手動インストールをします。
  1. [ 更新アシスタントのサイト ] > [ 今すぐアップデート ] を選択します。

  2. [ Windows10Upgrade9252.exe ] がダウンロードされます。

  3. このファイルを開きます。

  4. [ はい ] を選択します。

  5. きちんとバージョンを認識してくれていることを確認して、[ 今すぐ更新 ] を選択します。

  6. 以下の画面が表示され、自動的にダウンロードがはじまります。

  7. 更新プログラムの準備がはじまります。

  8. 約 1 時間後に、以下の画面になりました。[ 今すぐ再起動 ] を選択します。待っていても30分後に自動再起動されるようです。

  9. [ サインアウトしようとしています ] と表示されるので、[ 閉じる(C) ] を選択します。これは、選択しなくても数秒待つと自動的に閉じられます。

  10. 再起動がはじまります。約15分後以下の画面が表示されアップデートが完了します。
    [ 終了 ] を選択します。

アプデ後のOSバージョンを確認します。


  1. [ スタートメニュー ] > [ 設定 ] > [ システム ] を選択します。

  2. [ バージョン情報 ] > [ Windowsの仕様 ] でバージョンを確認します。

  3. Windows 10 Pro Version 2004 Build 19041.264 です。

Windows10 ゲストOSを起動してみる(続き)


これで、Windows10 ゲスト OSがVBS有効状態で起動できるはずです。

  1. [ VMware Player 15.5.5 ] を起動します。

  2. [ Windows 10 x64 ] を起動します。

  3. 無事に起動しました。

  4. I got it!

これで、Windows10 のゲストOSインストール時にVBSを無効化する必要がなくなりました。

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